オスグットとは?子どもの膝の痛みを解消する方法
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膝の下が痛い?運動後の膝の痛みを解消するヒント
お子さんが運動を始めた後に膝の下が痛いと訴えることはありませんか?その症状、もしかすると「オスグット」かもしれません。オスグットは成長期の子どもに多く見られる症状で、放置すると日常生活に支障をきたす可能性があります。今回は、オスグットの原因や症状、治療法について詳しく解説します。
オスグットとは?
オスグットは正式には「オスグット・シュラッター病」と呼ばれ、スポーツをする子どもに多く見られる症状です。膝の病気というわけではなく、スポーツ障害の一つとされています。
オスグットの原因
オスグットの原因は、膝を伸ばす力の繰り返しにあります。膝の皿の下にある骨が筋肉に引っ張られ、成長軟骨が剥離することで症状が現れます。走る、飛ぶ、蹴るなどの動作では、腿の前の筋肉(大腿四頭筋)が強く収縮し、その付着部である膝下の「脛骨粗面」を強く引っ張ります。成長期には成長軟骨が存在しており、これが引っ張る力に耐えられず剥離することによって発症します。
オスグットの症状
オスグットの主な症状は、脛骨粗面の隆起と痛み、腫れです。スポーツ動作全般で痛みが見られ、特にジャンプやダッシュ、キック動作の際に痛みが強くなります。特に筋肉量や活動量の多い男性に多く見られる症状です。
オスグットの治療法
オスグットの治療には、安静が最も重要です。症状の悪化を防ぐために、大腿四頭筋のストレッチや患部のアイシングを行い、負担を減らして治癒を促進させます。痛みがなくなればスポーツを再開できますが、筋肉の緊張が強いままだと再発する可能性があります。
まとめ
オスグットは、激しい運動を繰り返すことで発症します。痛みや疲労を感じた時はしっかりと休むことが大切です。オスグットを放置すると脛骨粗面が隆起し、立膝や正座が困難になることもあります。もし膝下の痛みにお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください!