椎間板ヘルニアについて

カテゴリーブログ
この投稿をシェア twitter facebook line

椎間板ヘルニアとは?

椎間板ヘルニアとは、背骨を構成する骨の間にある軟骨(椎間板)が変性し、突出する病気です。椎間板は骨の間のクッションの役割を果たしていますが、これが突出すると近くの神経や脊髄を圧迫し、様々な症状が現れます。

椎間板ヘルニアの原因

椎間板ヘルニアの主な原因は、長時間の運転や重いものを持ち上げる動作など、日常生活での負担のかかる動作の繰り返しや、スポーツ中の激しい動きです。これらの動作により椎間板に圧力がかかり、髄核(椎間板の中にある組織)が突出することで発症します。また、加齢により椎間板内の水分が減少し、弾力性を失うことで変性が生じ、椎間板ヘルニアを引き起こすことがあります。

椎間板ヘルニアの症状

症状は発生した箇所により異なります。

頸椎椎間板ヘルニア

首や肩、背中に痛みや痺れ
脊髄が障害されると脱力感や指の麻痺

胸椎椎間板ヘルニア

背中や足に痺れや痛み
進行すると下肢の筋力低下や排尿障害

腰椎椎間板ヘルニア

腰や臀部の痛み、下肢の痛みや痺れ
脱力感による歩行障害

椎間板ヘルニアの治療

椎間板ヘルニアの治療は、まず整骨院での相談をお勧めします。その後、必要に応じて整形外科での検査を受けると良いでしょう。多くの場合、手術をしなくても日常生活に支障がない程度まで回復します。

当院では、以下の治療を行っています。

マッサージや鍼治療:

痛みによって硬くなった筋肉を緩め、椎間板への圧迫を軽減します。痛みが強い場合には、コルセットで固定し、患部を安静に保ちます。さらに、血流を改善し、炎症を抑えることで、神経痛を軽減します。

姿勢矯正施術:

姿勢を改善し、患部への負担を軽減します。多くの場合、体のゆがみにより、左右前後のいずれかに負荷がかかり、関節の癒着によって神経が圧迫されることがあります。ゆがみを整え、関節の可動域を広げることで、患部の回復を促進します。

まとめ

椎間板ヘルニアは、進行すると歩行障害や排尿障害など、日常生活に大きな影響を与える症状を引き起こすことがあります。症状によってはマッサージや鍼治療で改善するケースもありますが、手術が必要な場合もあります。痛みや痺れを感じたら、早めに専門家に相談してください。